合掌は仏様を尊び、供養する気持ちをあらわしたものです。一説によれば、右手は仏様を表し、左手は私達凡夫をあらわすといいます。手を合わせることによって仏様の境地に私達が近づけるというのです。いずれにせよ、掌を合わせることによって心が落ち着き、精神が安定するのではないでしょうか。 合掌の仕方は、まず指と指の間を離さずくっつけて、掌をピッタリと合わせます。そして、位置としては胸の前に、胸にはつけないで少し前に出します。掌の角度は45度くらい。肘は張らず、脇も力を入れて締める必要はありません。肩の力を抜くようにすればよいでしょう。厳密に言えば合掌にもいくつかの形があるのですが、この形がもっとも代表的なものです。 |