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A お彼岸とは?
 彼岸という言い方は「到彼岸」を略したものです。これはインドで使われている言葉のひとつサンスクリット語の「パーラミター」(波羅蜜多)を訳した言葉で、文字通り彼岸へ到達するという意味です。彼岸とは悟りの世界を意味し、迷いや苦悩に満ちたこちら側の岸(此の岸)に対して、あちら側の岸(彼の岸)、つまり極楽浄土のことを指しているのです。では、どうしたら極楽浄土の岸へ渡れるのでしょうか?
 仏教には六波羅蜜の教えというのがあります。  
布 施他人へ施しをすること
持 戒戒を守り、反省すること
忍 辱不平不満を言わず耐え忍ぶこと
精 進精進努力すること
禅 定心を安定させること
智 慧真実を見る智慧を働かせること
 こうした徳目は本来なら毎日心がけるべきなのですが、日ごろは忙しくてなかなか実行できないのではないでしょうか。そこで、せめて春と秋、年に2回くらいは実践しようというのが、お彼岸法要の意味です。お彼岸には、ご先祖様のお墓にお参りし感謝と冥福を祈るとともに、六波羅蜜の教えを実行したいものです。
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